「うん。一年中、ずっとそこにいるんだよね」
「あぁ。…あれだったら、すぐ見つかるよな」
淨弥君と顔合わせると、照れ臭そうに淨弥君は顔を赤らめた。
「名前、なんにしようか……」
「……うーん…」
あたしと淨弥君はしばらく考えこむ。
何にするか、迷うなぁ……。
何がいいんだろう…。
「……椎、今、幸せ?」
淨弥君は突然、そんなことを聞いてきた。
「え?うん、幸せだよ。どうして?」
「いや……幸せ星が…いいかなぁ、って」
幸せ星。
なんか、淨弥君がそう言うの、凄く可愛くて、思わず笑っちゃった。
「笑うなよ……」
「アハハっ、ごめんっ!よし、決まりっ!しあわせ星!」
あたしは星を指差し、淨弥君に向かって笑った。