「名前?」

「星に、二人だけで名前を付けよう」


なんで、こんなに、ドキドキするんだろう。

でも、二人で、って言われて、こう、
胸がきゅーっとて苦しくなる。


なんか、凄く嬉しい。



「うんっ、つける!」

「じゃぁ、どれにする?」


淨弥君も嬉しそうに、空を見上げる。


あれなんかどうかなぁ?って、お互い意見を聞く。


しばらくして

「「あれがいい!」」


二人で一緒に指差したのは、北の空に輝く綺麗な星だった。


「あの星、北極星なんだ」

淨弥君は眩しそうに目を細めながら、星を見上げる。