男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




しばらく沈黙が続いたあと、淨弥君は視線を月からあたしに移した。

ドキッとして、思わず目を逸らしてしまった。



「……面白いな、椎って」

「へっ?」


なんだ?突然。
し、しかも面白いなって……。



「ボケッとしてる」

淨弥君はクスッと笑いながら言う。


ぼ、ボケッて…。
まぁ否定はできないけど、でも、淨弥君もなかなかぼーっとしてるよ、うん。



「そーかなぁ…」

あたしは頭を傾げる。



「お前のそういうとこがいい」

突然何を言い出すのかと思ったら、そんなこと言ってきて。


ちょっぴり、嬉しい。


「すぐ照れる」

クスクスと、楽しそうに笑う淨弥君。


「だ、だって、しょうがないじゃんっ」

淨弥君に触られると、すぐドキっとして、顔が一瞬にして真っ赤になる。