「お買い物デート、楽しかったね?」 両手にお買い物袋をぶら下げ、えへへと笑いながら、あたしの顔を覗き込む唯抖。 「こっ、これって、デートっ「椎榎って本当可愛いよね。その照れてる顔とか、特に」 耳元に顔を近づけたかと思いきや 「僕のこと煽ってるの?」 そんなことを口にする。