ペンキ買って、絵の具買って。 色んな場所を二人で見て回った。 清算の時、レジの方に、 「若いっていいわね〜。彼女さん大事にしてあげてね」 と言われた。 彼女? 「もちろんですよ、一生手放しません」 それを聞いた瞬間脳内が大爆発を起こした。 一生手放しませんって…。 キャーーっ!!何それ何それ!?!? 「僕の側から離れないでねっ?」 唯抖のうるんだ目でそう見つめられると、 本当にそう思ってくれてるかのような錯覚を起こしそうになるから、顔を真っ赤にしながら下に俯いた。