「んー…顔が赤いね。熱ある?」

先生は心配そうな顔であたしを見つめながらおでこに手を当ててくる。


う、うわっ!
ちょ、ちょっと!!


「あ、あたしは大丈夫ですっ!!」

男性とあまり接触することに慣れてないあたしは慌てて先生から少し距離を取る。



「そう?なら、いいんだけど。あ、そうそう」

先生の手が肩からどけたとか思えば、今度は

「……具合悪くなったら、理科準備室においで?たーっぷりと、……愛情込めて、…俺が看病してあげる」


あたしの耳元でそう囁いた。


「へっ?」

ドキドキドキドキなんですけど……。


真っ赤なあたしを見て、先生は楽しそうにクスッと笑い、机の向こうの椅子に座った。


な、何今のっ。
甘あまボーイスっ!!

心臓やられっぱなしだわっ。


ていうか…たーっぷり、愛情込めて看病してあげるとか……

……言い方がエロいっつーか…なんつーか…っ。


ハァー……。
やっぱ先生は大人ですわ。
色気ぷんぷん出てるわ。