後ろに振り向いて、クスッと笑う淨弥。 「あ、ごめん…」 「いいよ。こっち、おいで?」 「…うん」 どうしよ。 心臓がうるさい… やっぱり淨弥は 夜の方が似合う気がする。 「…寝てなかった?」 淨弥はそう言って、あたしの顔を覗き込んだ。 「…うん、寝てなかった」 あんたのせいで。 …とはさすがに言えないが。 「…月綺麗だな」 淨弥はそう言って、あたしの頭を撫で、そっと、自分の肩にあずけた。