「確かに、椎榎さんの居ないクリスマスは嫌ですね」
佐田先生は苦笑いしながらなぜかウィンクする。
「つか、毎年クリスマスにここに来るって、約束したろ?」
靖杜は優しく笑って、淨弥の肩に手を置いた。
クリスマスに…
ここで…。
そんな空気の中、
「淨弥お兄ちゃん!!」
「あっ!!本当だっ!!淨弥にぃ!!」
部屋からいっぱい、淨弥の名前を呼びながら走ってくる子供が。
そしてあっという間に周りを囲まれた。
「お前達……。
…久しぶりだな」
淨弥は一瞬驚いたけど、すぐに嬉しそうな顔をして、あたしの手をゆっくり離し、しゃがみこんだ。



