「…親戚のじいちゃんが連れてきて、 …今日から、ここで暮らすんだって言われた。 …俺、…捨てられた気持ちになった」 淨弥はそう言って、寂しそうに一人で苦笑した。 「…でも、俺はもう、そんなこと思ってない」 そう言って、優しく微笑んで、言葉を続けた。 「…ここは、俺が育った場所で、唯一、俺の帰れる場所なんだ。 ……ここが、俺の家なんだ」 太陽よりも眩しい笑顔が、あたしをドキッとさせた。 「…俺の話は、これで終わり。 ……聞きたいこと、…いっぱいあるだろ?」