な、なななんで、ここにーっ!?!?



「………お前…」

…ガチャリとドアを開けたのは、
宇津井だった。


「なんで居るの!」

咄嗟に左腕で胸を隠しながら右手で宇津井を指差す。


こんにゃろうなんでここにっ!



「………お前こそ、な、なんでここに居るんだよ!?」

宇津井の顔は今にも火が噴き出るんじゃないかと心配になるくらい赤かった。

そんな彼の手には、換えのルームウェアと下着があった。


「……は?あ、あたしはお風呂……」

……ていうか、
あたしは悪…

「ここ、俺専用なんだけど!?」

……いや完全にあたしが悪者やないかいっ!!



「嘘っ!?!?」

えっそうなの?!


「…嘘つかねーよ。……てか…「ごめんなさいっ!でも今日はもう…、入っちゃったから…。……もうちょっとだけ待ってて…」

宇津井の言葉を遮る。


お風呂のせいでのぼせて、赤くなってる頬は、更に熱くなる。