いきなり胸の中に入れられて、耳たぶをかんできた淨弥。 「ちょ、せっ、淨弥っ」 「……うまい」 ってこらっ! あたしゃ食べもんじゃねぇっ! 「……甘っ……」 そしてあたしをギューッと抱きしめる。 「ど、どうしたの淨弥」 あたしが問いかけても、 「……スー……スー……」 ……帰ってくるのは、気持ちよさそうな寝息だけ。 もしかして、 まだ寝てんのっ!?