唯抖は涙目であたしを見つめたまま、大きな声で叫んだ。 「…椎榎、今夜行くから」 淨弥はそう言って立ち上がって、くすっと笑い、食堂を出て行った。 ……こっ、今夜……。 「うわ~淨弥性格わりぃ~。 あ~俺失恋したわ。俺ショック受けたわ。もうご飯食べる気になれないわ。 椎榎ちゃん、さらばっ」 靖杜はそう言って、食堂を走って出て行った。 えっ、失恋ってどういうこと? 「ひどいよ…。ひどいよ……」 唯抖は目に涙いっぱい溜めたまま立ち上がって、ゆっくり食堂を出た。