男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆





「はいっ、椎榎、あーん」


ぱくっ




………………。
……………。



しばらく沈黙が続いたあと、

「……あぁーっ!!!
ヒロー!!何してるのーっ!?」


唯抖の叫び声が食堂中に響いた。




宇津井はなんと、テーブルに身を乗り出し、唯抖があたしに食べさせるはずのアサリをぱくりと食べ、

そして平然とした顔で唯抖のスープのお椀を取り、中のアサリを全部自分のお椀に移したのだ。




「はい。これでいいだろ」


唯抖は宇津井から返されたお椀を見て、唖然している。