単純だ。俺は。



椎に好きって言われただけなのに…、


…目頭が熱くなってくる。




「…明日、椎とクリスマスを過ごすのは、俺だからな」


椎の耳元で囁いた。




「…うん」


コクリと頷く椎を、もう一度抱きしめた。






―――――――――
*淨弥side*終わり
―――――――――