……終わった。 「……んー……」 あたしは唸り声をあげて、再び席に座った。 腕を組み、考え始める。 冬休み、っかぁ。 一人でクリスマスツリー飾って、コタツでみかん、一人で初詣……っかぁ。 「さ、寂しいすぎるっ……」 やだなぁ冬休み……。 「ねねっ!」 背中を叩かれて、振り返ると、 「ゆいっ……!!」 満面な笑顔で、至近距離であたしを見ている唯抖が居た。 かっ、かわいい……。