男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆





好きな人なんて居ない。
……みんなの前では、そうやって言うしかない。


ていうか、ある意味、
……自分に言い聞かせてるだけかもしれないけど……っ。




「やったぁー!!」

「!?」


んなっ!?


靖杜はあたしの机の前へ来て、あたしの手を取った。




「ど、どしたの靖杜っ」


なんでいきなり手なんかっ!

ていうか、今帰りのHRの時間だから勝手に立ち歩いちゃダメだろっ!!




「明日は俺とデートしてください」


靖杜はそう言って、さわやかにニコッと笑った。