そ、そこであたしに話をふる!?


ねっ椎榎ちゃーん!って言われても、はいそうですね、って答えられないよっ!!




て、ていうか…

「チューしたのっ!?」


…唯抖。
あなた馬鹿かい。


チューなんてしてませんし。
する訳なかろう。



「靖杜だけずるいっ!!
椎榎次は僕っ!!付き合って!!」


な、なななんてことをっ!!



唯抖は目をうるうるさせながらあたしの顔を覗きこんだ。



「えっそれはッ「やれやれ。そういうことだったんですか」


あたしの話を遮ったのは、白衣を着た天使だった。



「佐田先生っ!…てかいつから居たんですか」


突然現れるなんて。
背中に羽ついてて飛んできた訳じゃあるまいし。