「椎榎ちゃん、ヒロと淨弥、どっちが本命?」
………えっ?
「そ、それはっ…」
あたしがもじもじしてると、
「もしかして本命って………」
靖杜はニコッと笑って、
「……俺っ?!」
自分を指差した。
「んな訳あるかっ!!」
靖杜が本命な訳ないじゃんっ!!
「そ・ん・な・ぁ〜…!椎榎ちゃんひどい…。少しくらい期待持たせてもいいじゃんっ……」
靖杜はしくしくと泣く真似をした。
「ご、ごめんっ」
んー…。そんなこと言われても……。泣
「アハハ♪んもー慌てる椎榎ちゃんもかっわいい☆」
「きゃっ!」
靖杜はあたしを自分の胸の中に押し付けた。
そして急に、
甘い声で
こう言ってきた。
「……ゲームをしよっか」



