男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




「えっ、や、別になんでもないよ」


あたしは頭を横にブンブン振る。



「……ふーん…」


淨弥はそう言って、顔を窓の方に向けた。



……なんだ?
なんで機嫌悪くしてんだ?



「…淨弥、どうしたの?」

あたしがそう言うと、淨弥は再び顔をこっちに向け、


「……何?そんなに俺に、お前のこと見て欲しいの?」


口角をあげて笑う。



なっ!?
なんでそうなるのっ?!



「ち、違うよっ///」

何言ってんだこのクールボーイは……。


そんな恥ずかしい台詞をスラッと言うなんて、ずるいぞ。



「……クスッ。すぐ照れる。本当いじりがいがある」


淨弥の言葉が、
少し胸に突き刺さった。