男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




ガラガラガラガラ……

あっ、
……えっ…。


さらっとした黒髪。白い肌。高い身長に長い足。
モデル顔負けの、

……イケメンだ。


その綺麗な姿に、つい見とれてしまった。


「淨弥今日も遅刻ー」

唯抖は笑いながら言う。

「………あぁ」


せいや、って言うんだ。


………カッコイイ…。


淨弥っていう男は、あたしなんか一目もくれずに、さっさと自分の席へ行った。


クールだなぁ…。
やっぱりカッコイイ……。


綺麗なその姿に、反応しない女子なんて居ないんだろうなぁ。


「じゃぁ、椎榎さんの席は………」

緊張しながら先生の言葉を待つ。


「淨弥の隣に座ろうか」

「………はい…」

カッコイイけど
クールなんだよね…。


あたしはゆっくり淨弥君の隣に行き、椅子に腰かける。


淨弥君はあたしなんかどうでもいいみたいで、顔を窓の外に向けてる。


「……。」

綺麗な顎のライン
長い睫毛


あたし、ドキドキしてる。