てがみ

「職員室で日吉にも捕まってさー」


敏は髪をぐしゃぐしゃと自ら乱しながら、大きく息をついて近くにあった椅子に腰掛けた。


日吉は美術部の顧問だ。
だか緩い性格をしていて、俺が毎日のようにここに来ているのを知っても特に注意もしてこなかった。


「そりゃ災難だったな」


俺が言うと、一度俺を見てから、なぜか視線を篠原へと移した。


「篠原、来年の話、聞いた?」