すると、か、彰さんは満足そうに笑って



「ぜひ、そうやって呼んでくれ。」



と言い去って行った。



それから、私も帰った。



家に着くと、鞄をソファーに乱暴に置き、ルームウェアに着替えてゆかりに報告した。



「もしもし、ゆかりあの聞いてほしいことがあるんだけど。」



「なに~?そんな慌てなくても聞いてあげるから、ゆっくり話して。」