早足で電車に乗り込み家までの道のりをせっせと歩く。



ガチャガチャ!



乱暴に鍵を開けて鞄やら靴を放り出して、素早くルームウェアに身を包みベットへ直行した。


急いでポケットからケータイを出して液晶にゆかりの番号をプッシュして電話した。



2、3回コールして電話に出た。



「もしもし、美穂どうしたの?」



「あのね、それより彼氏大丈夫?」



「うん。大丈夫だよ。それより、どうかした?」