きみに見せたいものがある



まぁ、収穫がゼロだったわけじゃない。



クラスメイトではないこと判明。

五十音順の後ろの方の名字でもない。ことは、分かったから…。






でも、せっかく見た目は見れる(チビデブじゃなくなっただけだが)ようになって、


やっと君に逢えると思って、昨日なんて寝付かれなかったのに…





「可哀相な俺………。」





「なぁーに黄昏てんだよ。そんなことよりさ!」



そんなこと?!!




親友の一大事だぞ!!!



「コレ!コレどうする?」



人の気も知らないで(教えてないのは僕だけど…)、のんきなサトシの指さす紙に目をやった―――。