きみに見せたいものがある

幼稚園生活は、楽しくはなかった。




やっぱり、みんなが恐い、いじめる、そう思う思いは簡単にあの頃は拭い去れなくて…





独りぼっちの僕を、君が時々、





「まったく家のパパは、暇人なんだから!
たまには会社の人と飲んできたら!?」






と、パパにしてくれる。





君が…




100円しか、


くれなかったからじゃないか………。






それだけが、僕の幼稚園での楽しみだった―――。






でも、君とは


小学校は別々だった―――