♡結李side♡
…そうよ。
みんなそうなのよ
…そう、小唄が手に入らないのなら
誰にも手は出させない。
もう手に入らないのなら、
いっそ私のせいで滅茶苦茶に傷付いたらいい。
そうすれば小唄の私に対する恨みは消えないでしょ？
「俺は“レズ”なんて思わねぇ」
「…じゃあ、付き合って？」
小唄の弱みは成瀬君と崎本君。
なら、２人とも手に入れてしまえばいい。
「…は？」
「“レズ”なんて思わないって言ってくれたの
貴方だけなの…」
「そんなの他にもいるだろ！」
「ねえ、いいでしょう？じゃないと…
“小唄がどうなっても知らないわよ”」
「…何、言って…」
