♡沙玖side♡ 「ねえ誓汰君」 「何、沙玖」 「小唄ちゃんの記憶、戻らないのかな」 「そんなの俺にだってわかんねぇよ」 そうだよね、お医者さんじゃないもの。 そのとき 「いたっ…あ、すいません」 男の子とぶつかった。 「あ、こちらこそごめんね?」 同じ秀英付属の制服… すぐに分かった。 「あなた…、成瀬君?」