『とにかく、 よばねーと”キス”するよ?』 「……えっ……『10、9、8、7…―――』 偽王子はカウントダウンし始めた。 「……あっ…っ…。 氷っっ!!!」 あたしは偽王子の名前を、 叫ぶように呼んだ。 すると偽王子はクスリッと笑った。 『もう一度…呼べよ?』 「へっ……」