『翔、俺は嘘つかないよ?』




そう言って。



近づいてきたのは氷で…。





いつもの王子様スマイルの氷。





そんな氷に「ね?」と同意を求められてあたしは頷いた。






『嘘だ――――――っ!!』




そう言って。


泣きながら
走って行ってしまった翔くん。