『おめでとうございます!』 次の日…― 氷と両想いになった事を一番に伝えたかった人…――― 綾乃に伝えると。 綾乃は自分の事のように、 喜んでくれた。 「ありがと、綾乃」 『愛梨ちゃん、幸せになってね?』 綾乃が目をウルウルさせて言った。 あたしもそれを見て、泣きそうになった。 「綾乃~」 『愛梨ちゃ―――ん』 教室の誰の目も気にせず。 抱き合う二人。 はたから見たら変な二人。