俺と同じ『ツヨシ』という名を名乗るその男は、澄んだ美しい漆黒の瞳がとても印象的で、全体の雰囲気は、うまく表現できないけど、同性から見てもとても色気があった。


 すらっと背が高く、カジュアルな服を何気なく着こなし、飾らない自然なしぐさは何をやっても様になってた。


 一目惚れだったかな…


 俺はツヨシを何とかして手に入れたいと思った。





 数日後には、俺たちは一緒に仕事をしていた。


 今思えば、当然だよなぁ…


 近付きたかったのは、ツヨシの方だったんだから。


 ツヨシの目的は、俺が数日後に予定してるでかい麻薬取引と、俺が関わってるテロ計画の情報。







 お前と組むようになって、どうも腑に落ちない事ばかり起こって、俺はお前を疑った。


 お前を信じたかったさ。


 惚れてたからな。


 でもデカイ取引の前に、お前の本性を確かめる必要があった。








 だから





 興味もない年増女を犯した。