あまりの痛みに気を失った少女の上で、俺はズボンのチャックからモノだけをさらけ出したまま、呆然と少女を見下ろしていた。


 この少女にはもう、明るい未来はない…


 昨日までの幸せは、この俺によって奪われた。


 俺は少女の顔の上に枕をのせ、手にした銃の銃口をその枕に押し付け引き金をひいた。


 枕カバーが中心から赤く滲んだ。









「おい…なにも殺さなくても…」


 そう一人が言った直後、俺はその男の額を打ち抜いていた。


 そして、その場にいた全員、応戦の体勢ををとる間も与えず、俺は撃ち殺した。







 演出なのか、何なのか…ベッド横に置いてあった姿見にうつった自分を見て、俺は狂ったような叫び声を上げ、それを両手でつかむと、自分の顔が写っている部分に、何度も何度も激しく自分の顔を打ち付けた。





 無数の鏡の破片が刺さって血だらけになった俺の顔は、原形がわからないほどに崩れ、それに俺は満足した。