「ばっ、ばか!!
座らないわよ!!」
ミルクと同じように座ってみろと言う神崎に、私は真っ赤になって言い返した。
神崎は私の反応を見ておかしそうに笑い声を上げる。
…そして、
笑いながら強引に私を膝の上に乗せた。
後ろから抱き締められるようなその体制に私は、自分の体が一気に熱くなるのを感じた…。
「ちょ、ちょっと神崎…」
文句を言おうと振り返ると、神崎はニヤリと笑ってこう言った…
「同じことしてやろうか」
…その言葉の意味は、言葉のすぐ後に神崎の起こした行動で知ることとなった…。
「やっ、ちょっダメ!!
あっ…、あはっ、あはははっ!!」
顎の下や脇腹をくすぐられて、堪えきれず笑い声を上げた。
神崎はミルクにしたのと同じように私のあちこちを撫でたりくすぐったりしているのだ…。
「やぁっ、神崎やめてよっ」
くすぐったいし、下には家族が居るし、
なにより、なんかエロいことしてるみたいで恥ずかしい…
私は顔を真っ赤にして神崎に訴えると、神崎はしれっと笑うのだった。
「満足か?」
「ばか!!」
そういうことじゃないと言い返そうとすると、その言葉は神崎に飲み込まれた。
神崎はいつもこうして私にキスをする。