「そうだ!!

神崎、ミルク見にうち来る?」


ミルクの可愛さを知ってもらいたくてそんな提案をした。

私の提案に神崎が頷く。


私は嬉しくなって、さっそく休日である明日に来てと伝えたのだった…。






上機嫌で家に帰り、私はさっそくミルクと遊び、明日のことをミルクに教えた…


「ミルク、明日は神崎が来るからね!いい子にするんだよ?」


「にゃー」


わけがわかっていないミルクの表情も可愛くて、私はもうデレデレな状態。




「猫相手になに話してるんだ。 

明日、誰か来るのか?」


私の声にお父さんが呆れたように声を上げる。



「うん、彼氏が来るの」


「…かっ、彼氏だと…っ!?」


私の言葉にお父さんは持っていた湯のみを床に落とした…


湯のみの割れる音に、私はハッとなった。



ミルクに浮かれて忘れてた


彼氏である神崎のことはお父さんにもお母さんにも教えたことはなかった…

明日は当然2人とも家に居る。


明日は神崎が来る。


…ということは、

2人に神崎を紹介!?



あの、無愛想でムカつく神崎を…!?




…やばい、かも