「ミルクってばね、すっごく可愛いの!!
寝る時とか私のベッドに潜り込んでくるんだー」
最近ではミルクの話ばっかりしている私。
すっかり親ばか。
でも神崎は私のそんな惚気話にちゃんと相槌を打ってくれる。
動物好きの神崎は、ミルクの話を興味津々な感じで聞いてくれる。
そして、猫の飼い方とかあれこれ教えてくれたりもする…
いつもより優しいくらいだ。
「これ見て!可愛いでしょ!!」
「あぁ」
ミルクの写メを見せると、神崎が可愛いなと呟いた。
その言葉に私はムッとなって声を上げた。
「私には可愛いなんて言わないくせに、なんでミルクにはそんな簡単に可愛いなんて言うのよっ!?
神崎の馬鹿!
でも、ミルクが可愛いのは事実だから許す!!」
「…馬鹿はお前だ」
私の言葉に神崎が呆れたように呟いたのだった…。