涙は一度溢れると、次々に溢れ出して止まらなくなる。
「 なんなんだお前は… 」
泣き出す私に、神崎は眉間に皺を寄せる…
「 ごめんなさい…、
嫌いにならないで… 」
それだけ口にするのが精一杯。
私の言葉に、神崎は溜め息を吐いた…
そんな素振りに、私はどんどん怖くなる
( もう嫌われた…?
それもそうか、こんなんじゃ愛想尽かされて当然だもん…… )
そんなことを思っていると、神崎は静かに口を開いた
「 阿呆。
嫌いになるか 」
それだけ言って、
神崎は両手を軽く広げた。
その言葉と仕草に、私は迷わず奴の胸に飛び込んだ……
胸にしがみついてわんわん声をあげて泣く私
神崎はなにも言わずに、私の頭を撫でた。
「 神崎…っ、
本当にごめん…
私、いろいろ勘違いしてて…、
別れたくなんかないよ… 」
「 ……あぁ 」
私の言葉にそう呟いた神崎。呟くと同時に、頭を撫でる手の力が少し強くなった気がした……
そのあとの説明も
神崎は黙って聞いてくれた。
私の勘違いに、
神崎は「 ばか 」とだけ呆れたように言い、それ以上は怒らなかった…。
「 ねぇ、神崎… 」
「 なんだ 」
「 ……大好き 」
今回のことがあって私は改めてそう感じた…。
私は神崎が好きだ。
「 …知ってる。」
私の言葉に、
神崎はそう答えた。
相変わらずムカつく奴
でも、
やっぱり好きだ…
( チョコ作り直さないと… )
神崎に抱きつきながらそんなことを思った
でもその前に…
とりあえず、
のの子に報告だ
fin <3

