「 ……その様子じゃ、
まだ仲直り出来てないみたいだね 」
「 …う…ん 」
放課後。
掃除を終えて教室に戻ろうとする途中、
今朝と同じように廊下で成瀬君に捕まった。
成瀬君は私の顔を見て、呆れたように声を上げた。
私は項垂れながら返事をする。
「 ほんとに早く仲直りしてよ。
いつまでも亮佑君が不機嫌だと、僕が迷惑するんだからね!」
成瀬君はむくれながらそんなことを言った。
「 神崎が不機嫌なのはいつもの事じゃん… 」
そう返すと、彼は私を見て溜め息を零すのだった…。
…そんな時、
「 成瀬君!」
と、私たちの後ろから可愛らしい声が上がった。
振り返ってみると、そこには例の高橋さんが居た…
「 高橋さん!どうしたの?」
そう声を上げたのは成瀬君。
「 うん、あのね…
一緒に帰れないかなと思って…… 」
頬をピンクに染めながら高橋さんは成瀬君にそう言った。
事情が読み込めない私はただ唖然となってその場に突っ立っているだけ…
「 もちろんいいよ!
待ってて。鞄とって来るから…!」
そう言って成瀬君は自分のクラスへと行ってしまった。
( …なにこれ、どういう事!?どうして成瀬君と高橋さんが…!?)

