続々・大塚と神崎



その翌日

学校の廊下で



「 大塚ちゃんさー、

亮佑君のこと嫌いになった?」


そう言って私の行く先を塞いだのは、

自称:神崎の親友の成瀬君だった…。



「 なんで亮佑君無視してんの?」


いつも通り軽い口調なのに、

いつもと違い、目が笑ってない。



「 ……。」


「 ……もしかして、自然消滅とか狙ってる?」


「 っ!?…違っ!!」


思いもしなかったことを言われ、私は慌てて首を振った。


すると、

私のその反応を見て、成瀬君は安心したように笑みを零した…


「 違うんならいいけどさ、

…その気が無いんなら、さっさと仲直りした方がいいと思うよ。


亮佑くんが相手じゃ、そのうちほんとに自然消滅しちゃうよ?」


「 ……うっ 」


成瀬君のもっともな意見に、言葉が詰まる。

確かに、このままじゃ自然消滅になりかねない。


「 まぁ、頑張ってね。

僕で良ければ相談に乗るから 」


そう言ってにこりと微笑まれたこの時、

私は初めてこの成瀬君がいい人なのだと感じたのだった……。