「 …というわけなんだ 」
「 …それでケンカしたの?」
出来事を話せば、のの子はそう尋ねた。
その言葉に私は首を振った。
ケンカはしていない。
というか私が一方的に怒っているだけで、ケンカになってない。
バレンタインにチョコあげなかったら、さすがの神崎も怒るかと思った。
…しかし
神崎は平然としていた。
バレンタインが過ぎても、
チョコを渡さなかったわけも、私の不機嫌なわけも…、なにも触れてこない。
そんな反応に私はショックだった…。
「 …神崎は、私の事なんてどうとも思ってないんだよ。」
そう言葉にしてしまうと、凄く胸が苦しくなった。
のの子は何も言わずに私の頭を撫でてくれた……。

