I love you



『聡~っ!!』

玄関で、
靴を履いて、
家を出る時、

ガチャ――――

『ん?
 まだ怒ってる?』

『怒ってないから、
 あたし、行ってくるからっ』

『何だっ
 まだ怒ってるから思ってた
 焦った~
 おう、じゃーな
 結花ねぇ、花菜、
 頑張れよ~』

【うん】

『幸よろしくね~』

『おう、
 行ってらっしゃい』

ガチャ――――

『何か、聡大人っぽくなったんじゃない?笑』

家を出ると、
結花が聡の事を話しだした

『そう?』

『何かー…
 多分、優奈ちゃんだっけ?
 あの子、彼女ができてから、
 大人っぽくなったよ!
 絶対!』

『うーん…』

『絶対なった、多分、ママも思ってるでしょw
 もしかして…』

『なに?』

『聡、大人の階段でものぼって、
 大人っぽくなったんじゃない?笑』

『え!?
 いやいや、まだ小学生だし、
 それはないでしょ…』

聡だし…
あるか?
いや、ないか?

『小学生っつったって、
 最近の小学生は、マセマセだよ?
 聡も、サッカーばっかじゃないんだねw笑』

『マジかーっ!!!
 あたしより早いとか、
 さすがハル兄の弟じゃん…』

『ハル兄は別でしょw笑
 聡もやるねぇ~ww』

『やだぁぁあぁあぁぁぁーーーーっ!!!』

『そんなダダこねないでよ
 聡なんだから、
 しょうがないでしょ!
 あっ、運転手さん
 そこ、左に曲がってもらえませんか?』

『左ね』

そう、
今日は太っ腹で、
タクシーで移動したり、
美容室に行ったり…