「え、あんた…何やってんの?」

この姿を見た人は必ず言うだろう。



その姿は、エプロン姿っ!

しかもお母さんの!ちょっとレース付いてるの!



「何って、見ての通り!みさの母ちゃんと夜ご飯作ってた!」


何か可笑しい?って感じで、言ってきた玲央。


その時、お母さんが大きな声で言った。


「玲央くーん!サラダ入れるお皿だしてくれる?」


「はーい!」


「ほんと玲央くんは優しいわね~。美咲なんて何も手伝ってくれないの。」


「ほんとですか?俺でよかったらいつでも手伝いますよ。」


「いや~、いい子ねー。お母さん、こんな息子欲しかったわ~。」


玲央とお母さんの会話をただただ聞いている自分に、なんとなく笑えた。