スヤスヤと眠っている玲央。



肌綺麗だなぁ………。


そんなことを思っていたからか、私の手は玲央の頬を撫でていた。

ツルツルだぁ。

男の子って化粧水使うのかな?



まつ毛ながっ!


クリンってしてて可愛い。



私は玲央の顔に唇を近づけ、頬にキスをしていた。


………………。

自分がしたことなのに自分が一番驚いている。


何てことしたんだろう、私。

よかった唇じゃなくて…


…って、そんな問題じゃないけど。


「…玲央…すきだよ……。」


溢れる想いを声に出すと、

何故だか同時に涙が頬を伝った。