好きだよ、好きだよ。




微かに香るコーヒーの香りと心地よい声で目が覚めた。


先生と男子生徒が何か話しているようだ。


私はベッドから降りて先生の所に行く。



「あら、ごめんなさい。起こしちゃった…?」


「いえ全然大丈夫です。あの勝手にベッド借りてすみませんでした。」


「いいのよ。具合悪かったのかしら?」


保健室の先生って優しくて、お母さんみたいで安心する。