―――――――ガラッ 保健室のドアを開けて、中に入る。 すると、病院のような匂いが広がっていた。 周りを見渡しても、誰もいない。 先生もいない。職員室かな? このシーンとしている雰囲気が、私をまた寂しくさせる。 勝手に使っていいのかと戸惑いながらも、ベッドに横になってみた。 枕は少し硬いけど、布団は気持ちよくて落ち着いた。