「………………ッ!!」 私はガバッと起き上がった。目を見開いたまま、涙を流している。汗はぐっしょりで、シーツはびしょびしょに濡れていた。 「……情けな………」 思わずだらし無い笑みがこぼれる。 私は頭を抱え込むと、そのまま毟り取るようにわしゃわしゃと髪を掻き乱した。