俺が謝ると夢ちゃんは柔らかく微笑んだ。 「じゃあわたしについて来てくれる?」 と言うと早足で歩きだした。 「……?」 ここはどこだろう。 体育館の近くだとは思うけどこんな所には来たことがない。 「ちょっと暗いけどごめんね?」 「…大丈夫。」 確かに暗くて見えにくい。