運命の6日目。

夢ちゃんとの最後のHRだ。

「みんな、今までありがとう!!これからも頑張ってね!!」

とびきりの笑顔で言った夢ちゃん。

ファンクラブの会員は半泣き。

俺は…



屋上にいた。



「最後なんて聞きたくない。」

信じたくない。




朝来たとき、靴箱の中に手紙が入っていた。

『明日、体育館裏に来てください。』
と綺麗な字で書いてあった。


「誰からだろう…。」

気になるけど今下に戻れば夢ちゃんの話題でいっぱいだと思った。

「帰ろう。」