「さて、行こう。きっと見つかるよ。」 「えっ?」 「友達。」 そうでした──… あたし 迷子でした──…。 「足の痛みはどう?歩ける?」 「あ、はい。カットバン貼ってもらったおかげで大丈夫です。」 「良かった。じゃあ、行こうか?」 と、まるでそれが当たり前のように差し伸べられる手を あたしは、また頬が赤くなるのを感じながら自分の手を重ねた。 ねぇ…アフロディーテ様──… 繋がれた手の温もりがずっと続いてほしい───なんて想ってしまったあたしは、罪深い女ですか──…?