「うるせー…」
そう迷惑そうに片手で耳をふさぐ男は…
『性悪、青山蒼士!』
「性悪じゃねーし!チッ、今日最悪だな…」
そう舌打ちする青山蒼士。
そんな態度にキレたあたし。
自分で立ち上がりこの男の正面に立つ。
『はぁ~!?最悪はこっちのセリフよ!ぶつかって来といて何な訳!?』
「お前がそんな所に居るからだろ。ギャーギャーうるせーんだよ」
そうバカにしたようにダルそうに言うこいつにますます怒りが湧いてくる!
『そこに居るからって…あんた中心に世の中回ってんじゃないのよ!何様のつもり!?』
「…俺様だけど?」
ハッ!と益々バカにしてるとように言う。
この男…殴っても良いですか!?
いや、殴る!!

