「あぁ、それで!
あ、じゃあ今日蒼士と一緒に写って貰おうか」
「え!?」
編集長の突然の発言。
なんでインタビューなのに一緒に!?
だって巻末のアーティストページっていつも1人1ページじゃなかったか?
「それ良いですね~!」
「でしょ?丁度良い所に蒼士が居たな♪」
俺の戸惑いは余所に、勝手に盛り上がってる響夜と編集長。
「ちょっと待って下さい!俺が響と一緒に写るんですか!?」
普通あの1ページに一緒にとかあり得ねーだろ!?
グループでメンバーとかなら分かるけど、響夜はソロで俺は歌手じゃなくてモデルだし…。
「何だよ蒼士~盛り上がってるのに質問それかよ~!」
口を尖らせて言う響夜。
お前は黙っとけ!
目でそう言うと響夜から編集長の方に目を移す。

